アルフレッドとミゲール

ルフレッドとミゲールは年子の兄弟。

ルフレッドは離婚歴あり。子供は男3人、女1人の4人。

男子2人はアメリカに密入国して働いている。

長男のアルフレッド・ジュニアはアメリカ人女性と結婚したため、永住権を取得している。次男のジョナタンの奥さんはメキシコ人で永住権は持っていない。

残り2人はグアダラハラ市内に住んでいる。

 

ルフレッドとミゲールは2人で電気製品、特にモーター等の修理をしている。

ルフレッドはミゲールの家に居候している形だ。

 

ミゲールの奥さんは、クリスティーナ・アダン・シルバ(44才)

2人の間には1男2女の3人の子供がいる。

 

ルフレッドとミゲールの育った、コロニア、アトラスという地域は治安が悪く、ミゲールは安心して子育てをしたい、教育をしっかり受けさせたい、ということから、このカスティージョに住み始めたという。

 

ルフレッドは数年前から、メタフィシカを勉強している。

メタフィシカとはラテン語で「形而上学」とのこと。

形而上学」とは「存在者を存在者たらしめている超越的な原理、さらには神・世界・霊魂などを研究対象とする学問。第一哲学。」(三省堂 大辞林)

彼の先生がアルマ。

アルマのメタフィシカの友人が、従兄弟のS君がグアダラハラのアルマの家に来た時、知人を誘って来たため、多くの人が訪れる原因となった。

 

離婚して少々自暴自棄になっていた時にメタフィシカに出会って救われたとのこと。

彼も、S君のおさづけを受けている。

その時、「私はあなたのような仕事をしたいのです。」とS君に言ったのはアルフレッドだったろうとS君から聞いた。

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左からアルマ、クリスティーナ、ミゲール、ミゲール・ジュニア、ノエミ、アルフレッド