メキシコバス事情

アルマの家に移動

カスティージョでの3日間のミッションが終わり、アルマの家に移動することに。

ルフレッドとバスに乗って、グアダラハラ中心地に。

 

メキシコの路線バスは、共通料金。

当時3.5ペソだった。2018年現在は倍の7ペソ。

今1ペソ6円だからかなり安い。

当時は1ペソ9円くらいだったと思う。それでも安い。

 

バスに乗る時は、人差し指を立ててバスを止める。

たまに無視されることもある。

乗車拒否だが、そんな事はよくあることで誰も気にしない。

 

また、バスには物乞いや、物売りが乗ってくる。

お菓子を売ったり、海賊版CDを売ったり。

楽器を持って乗り込んできて、いきなり歌を歌う。

上手な人もいれば、いまひとつの人もいる。

歌い終わると、お金をもらって歩く。

 

メキシコはチップの国なので、思ったより人はお金を渡す。

ほんのちょっとの額だが、優しさを感じる。

ロサンゼルスのメトロに乗った時も、物乞いや、楽器を持った人を見た。

でも、あまりお金を渡す人はいなかった。

ロサンゼルスのメトロはちょっと危険な感じがした。

 

治療費を恵んで欲しいと訴える人もいる。

子供、家族の写真を見せて、「治療費が足りないからたすけて欲しい」と言っているのだろうと思う。多分。

そして、座席を回って施しを受けている。

 

また、路上で車の窓を拭いてお金を稼ぐ人もいる。

幹線道路の大きな交差点には数人のガラス拭きがいる。

さっとやってきて、食器洗剤のような容器を持って、窓を拭きに来る。

断っても、強引に拭いていき、チップをもらう人もいる。

1回だいたい5ペソ。

 

大道芸人もよくいる。

ジャグリングや火を噴く人を見る。

仕事がないんだなあと思う。

 

また、身体が不自由な人もよく物乞いをしている。

視覚傷害のようだが、車の間を上手に歩いているところを見ると、ちょっと怪しい。

車イスの人、小さな子供までもいる。

貧しい国だが、エネルギッシュである。

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グアダラハラを走るバス

現在は一人でバスに乗ってどこにでも行くが、当時はとても一人でバスには乗れなかった。

どこで乗るか、どれに乗るか、理解に苦しむ。

一度は反対方向に乗って結構遠くまで行ってしまったことがある。

でも、バス代は安いので時間をロスしただけで被害は少なかった。