ホセ・ルイスへの不信感はぬぐえず
7時前に起床し、8時にシャワーを浴びる許可をもらいに階下に行くと、ホセの母親ドローレスしか居なかった。
「シャワーを浴びたいのですが?」と訊くと、ホセの父親がボイラーに火を入れてくれ、「5分後にお湯が熱くなる。」と言われ、シャワーを浴びたが、まだお湯は熱くなってなかった。
水のシャワーを浴びて、身体が冷えてしまった。
身支度を済ませて階下に行ったが、誰もいなかった。外に出ると、ホセのお父さん(名前はわからず)が隣で古着屋の店を開いていた。
そこで、お土産用にTシャツを4枚買ったら、100ペソにまけてくれた。600円くらい。
待っていても朝食は出てきそうにないので、市場の方角を聞いて、散歩に出かけ、タケリアで朝食を食べることにした。
腹ごしらえをして、フレッシュジュースを飲んで、戻ると12時を回っていた。
このまま何もしないのは勿体ないので、ホセのお父さんに、「セントロへ観光に行きたいのだが、どうやって行ったらいいか?」と尋ねると、セントロは遠いとのこと。
そんな会話をしていたら、ホセが来た。
セントロへの観光の話を聞いて、ホセが来るまで連れて行ってくれることになったが、その前に、施設の買い出し等の用事につきあわされた。
それから、ホセの奥さん、オルガも一緒にセントロへ。
ケレタロの中心街はとてもきれいな町だった。
しかし、メキシコに長年通っているが、こんな対応をされたのは初めてのことだ。
僕を受け入れてくれる人は他にもいるのだが、今回はわざわざ遠方のケレタロまで来た。それは、ホセ・ルイスが来て欲しいと望んだからなのだが、ここ迄ほっとかれると、次回来る事は考えられない。
ホセと早くお別れしたかったので、なるべく早くバスターミナルに送ってもらった。
その途中水道橋を見せてもらった。立派な見応えのある水道橋だった。
バスターミナルに着くと、すぐにバスがあり、16時半のバスに飛び乗った。
1時間程でベルナルに到着。
ベルナルの住人、ベロニカに連絡すると、10分ほどで来てくれるとのこと。また、ホテルをとってくれていると聞いていたので、ホテルの場所を聞くと、50メートル程とのこと。だったら歩いて行きますと伝え、歩いたらすぐ目的のホテル、Hotel Feregrinoがあった。
ホテルのロビーで待っていると、ベロニカと旦那のエドアルドがやってきた。
1時間後に夕食に行こうと約束し、ホテルにチェックイン。
ケレタロとは打って変わった対応に感激した。
ベロニカがエレガントな白いコートを着て来た。そして夕食はゴルディート。ケレタロの名物料理だ。
ベルナルは小さな町で、ウィークデイは観光客も少なく、7時過ぎにはレストランが閉まってしまう。やっと見つけたレストランに入って夕食を頂いた。