メキシコのテコンドー教室を見学

近所を散歩しているとテコンドー教室を発見した。

人が来ず、待っている時間が長かったので近所を散歩することにした。

すると、テコンドー教室を発見。

上に上がっていくと夫婦で指導しているようで、その奥さんが「何の用ですか?」と訪

ねてきたので、辞書を引きながら、「ただの見学です。」と言って見学をさせてもらっ

た。

後ろには子供達の母親がいて、その母親達に、「自分はミッショネロです。どこか悪い

ところがあれば祈らせて下さい。」とお願いしてみた。

すると、一人の母親が、「では私にお願いします。」と言ってきたので教室の後ろで

さづけを取り次がせて頂いた。

また、「私は合気道2段です。」と師範代に伝えると、「では、子供達にデモンストレ

ーションを見せて欲しい。」と言われ、師範代に協力してもらい、基本の技を披露し、喜んでもらった。

そして、段々と親しくなると、師範代の奥さんのマルタが、「自分のいとこがバイクに乗ってい

て事故に遭い、入院しているので行ってくれますか?」と。

「是非行かせてもらいます。」と即答した。

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テコンドー教室

翌日待ち合わせの時間にアルマの家まで迎えに来てくれた。

迎えに来たのは、マルタと入院患者の2人の兄だった。

BMWに乗せてもらったのだが、運転している長兄の方が、何だか態度が悪く、僕をう

さんくさい目で見て、まるっきり信用されてないようだった。

病院に着くと、患者であるエリベルトはベッドに縛りつけられ、もがいていた。

頭を強く打ったようで、うなり声を上げ、力一杯縛られた身体を動かしていた。

これは大丈夫かなと内心心配しながら、早速、おさづけを取り次がせて頂いた。

すると、幾分かエリベルトの様子がおとなしくなった。

2人の兄はとても喜んでくれ、私はちょっとホッとした。

態度の悪かった兄が、その場にいた親戚のおじさんにやってくれと言ってきて、やらせ

てもらった。

そのおじさんは、おさづけ後、気持ちよかったのか、びっくりした顔をしていた。

そして、今度は気分良く車に乗せてもらいアルマの家に送ってもらった。

 

その後、アルマの家にはあんまり人が来ないので、カスティージョに2日間行かせてもらった。

やっぱりカスティージョの方が人が集まった。

1日で23人におさづけを取り次がせて頂いた。

カスティージョからアルマの家に戻る時、アルフレッドに同伴してもらい、途中、エリ

ベルトの病院に寄り、おさづけをさせてもらった。

僕はそうは思わなかったが、アルフレッド曰く、「NOBUYUKIが祈ったあと、彼の動き

が静かになった。」と言っていた。

 

そして、最終日、アルマに空港に送ってもらう前に、もう一度病院に寄ってもらった。

例のBMのお兄さんがいた。

おさづけ後、そのお兄さんが「いくらお礼をしたらいいか?」と聞いてきた。

「気持ちでけっこうですよ。」と応えると、

何と、500ペソよこした。

びっくりした。

500ペソ札は今回初めて見た。うれしかった。

お金がをもらったことが嬉しかったのではなく、感謝の気持ちがうれしかった。感激した。

初めて、メキシコに来させてもらったが、確かな手応えをつかんだような気がした。

 

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ルフレッド、ミゲールとテキーラで乾杯